【単焦点レンズ】一眼カメラレンズの選び方とおすすめレンズ7選

カメラ・レンズ・撮影情報

『新しいレンズが欲しい!』
『特に単焦点レンズに興味がある!』
『どれを買うべき?失敗しないレンズを知りたい』

一眼カメラの魅力はたくさんありますが、1番の魅力は様々なレンズを使える点ではないでしょうか?

そこで今回は、カメラマンなら一つは持っておきたい、単焦点レンズを紹介します。

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単焦点レンズとは?何が魅力なの?

単焦点レンズの選び方やお勧めレンズを紹介する前に、単焦点レンズについて解説しておきます。

説明不要な方はこちらから選び方までスキップできます。

今更きけない単焦点レンズとは?

単焦点レンズとは、焦点距離が固定されたレンズのことを指します。

「焦点距離って…?」

そんな方のために、簡単に焦点距離についても解説します。

焦点距離とは?

焦点距離とは、レンズの中心から撮像素子に結像するまでの距離のことです。

と言ってもわかりづらいので要約すると、焦点距離は、カメラの眼の前に広がる風景に対して、写真に収められる範囲(画角)を示す指標です。
作例を見てみましょう。


写真上が24mm 広角レンズで撮影した写真、写真下が300mm 望遠レンズで撮影した写真です。

レンズには焦点距離が表示されており、上記のような24mmや28mm、50mmや400㎜などといった単位がmm(ミリ)の数値で表されています。

上記の写真のように、焦点距離の数字が小さいと広い画角を写真に収めることができ、逆に数字が大きいと一部を切り取った写真を撮ることができます。

 

そして、この焦点距離が固定されているレンズが、文字通り単焦点レンズです。

「でも焦点距離を自由に変えられるズームレンズの方がいいんじゃない?」

確かに便利さではかける面もありますが、それと引き換えに単焦点レンズならではの魅力があるんです。

単焦点レンズの魅力

単焦点レンズには、焦点距離の変更ができない代わりに、大きく3つの魅力があります。

  • 明るい写真が撮れる
  • ボケを活かした写真が撮れる
  • 低価格

単焦点レンズの魅力①:明るい写真が撮れる

ズームレンズは、拡大・縮小できるその仕様上、F値(絞り値)の下限値が3.5など高く、その分明るく撮影できない傾向にあります。
一方で単焦点レンズはズーム機能がない代わりに、比較的F値(絞り値)の下限値が2.4、2.0など低く、明るく撮影できる仕様になっています。
(写真上:絞り開放 写真下:絞り未開放)


単焦点レンズの魅力②:ボケを活かした写真が撮れる

「一眼レフならではの、ボケ感を生かした写真を撮りたい!」

そんな人にも魅力的なのが単焦点レンズです。

「F値(絞り値)の下限値が小さい=一眼レフらしいボケ感を出せる」ので、ボケ感を使った写真を撮影できます。

このぼけ感は、被写体を引き立てた写真が撮影できるので、ポートレートや物撮りで活躍します。

単焦点レンズの魅力③:低価格

さらに、ズームレンズなどに比べて、低価格の品種も多いです。

特に一眼カメラを始めた方なら、一度は憧れるポートレートや物撮りのボケ感を使った写真が楽しめます。

価格は安ければ1万円台のレベルです。

 

この3つのポイントが、特に単焦点の魅力です。

単焦点レンズの選び方|3つのポイント

ここからはいよいよ単焦点レンズの選び方を解説していきます。

失敗しないように単焦点レンズを選ぶには、以下の3つのポイントに注意しましょう。

単焦点レンズの選び方①:焦点距離

単焦点レンズの選び方として、まず重要なのが焦点距離です。

大きく分類すると、広角レンズ・標準レンズ・望遠レンズの3種類があります。

広角レンズ

壮大な景色や風景を撮影するのであれば、28mm以下の広角レンズがお勧めです。
室内でも広々とした印象の写真を撮影でき、屋内のデザインが素敵な建物を撮影する際にも活躍します。

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標準レンズ

またポートレートやスナップなどの撮影では、50mm・85mmなどの標準域のレンズが最適です。
初心者であれば35~50mmのレンズが、肉眼で見たときと近いので扱いやすいでしょう。

望遠レンズ

また自然の中でも動物を撮影するなど遠くのものを大きく写したい時や、スナップで一部を切り取るような写真、圧縮効果を使った写真が撮りたい時は100mm以上の望遠レンズがお勧めです。

これらを参考に、どんな写真撮影に使うのかを想定して、適度な焦点距離を選びましょう。

単焦点レンズの選び方②:絞り値(F値)

次に、絞り値(F値)です。

絞り値は、簡単に言えば、レンズが取り込む光の量を調整している「絞り」をどれだけ開けられるかを表しています。

F2.8などと表記されるのでF値とも言われており、この数字が低いほど「明るく」「ボケた」写真を撮ることができます。

風景など常に絞りを必要以上に開放しない場合はあまり気にする必要はないですが、ポートレートや物撮り、暗い室内での撮影などで使いたい場合は、できるだけF値は低い値を撮れるものがお勧めです。

単焦点レンズの選び方③:価格

最後に、やはり価格です。

単焦点レンズはズームレンズと比べると比較的安価なものも多いです。

特にズームレンズでは、その仕組み上ズーム機能がある分絞りを開放するのが難しく、F3.5やF4など、あまり開放できないものがほとんどです。

特にズームレンズでもF2.8など開放値が低いレンズは、大三元レンズと言われるほど高価で高級品です。

一方で単焦点レンズでは、F2.4やそれ以下の明るくボケるレンズを、ズームレンズよりも比較的安価で手に入れることができます。

もちろん広角域から望遠域まで網羅したズームレンズで、F2.8通しなどの大三元レンズがあれば1本で十分ですが、安くても20万円はするでしょう。

それに対して、単焦点レンズで広角・標準域・望遠を全て揃えても、安いものであれば12万円行かない場合も。

それほど価格が違うので、価格もしっかり吟味しましょう。

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おすすめ単焦点レンズ7選!(フルサイズ用)

以上のポイントを元に、おすすめの単焦点レンズを紹介していきます。

風景などに最適な広角単焦点レンズ

Sony『FE 24mm F1.4 GM SEL24F14GM』

価格:172,931円〜
焦点距離:24mm
絞り値(F値):F1.4〜

24mmのレンズは、はっきりと広角レンズらしさを感じられる描写ながら、広角ならではのパース(中心から写真の端にかけて伸びるような歪み)が強すぎない焦点距離のレンズです。

広めの画角が様々なシーンで使いやすい定番レンズで、さらにF1.4とかなり絞り開放値が高い大口径によるボケの効果をふんだんに使うことができるレンズです。

価格は高いですが、特に広角の単焦点レンズとしてはトップクラスの性能のレンズです。

SAMYANG『単焦点広角レンズ AF 14mm F2.8』

価格:33,127円〜
焦点距離:14mm
絞り値(F値):F2.8〜

韓国の光学レンズメーカー「三洋(サムヤン)オプティクス」が手がける、一眼レフカメラ用交換レンズブランド、「SAMYANG」の広角単焦点レンズです。

魅力は何よりもその価格、コスパの良さです!

フルサイズ対応のレンズにも関わらず、5万円未満で14mmのF2.8のレンズを手に入れることができます。
特に広角レンズを持っていない方には、今まで撮れなかった14mmという画角には魅力を感じますよね。

何よりも価格が魅力的なので、「試しに広告レンズを買ってみたい」という方には手を出しやすいレンズです。

SONY Eマウント用、キヤノン RF用、ニコン Z用、なども揃っているので安心です。
(上記リンク先で選べます)

ポートレートに最適な標準単焦点レンズ

SIGMA『ART 50mm F1.4 DG HSM』

価格:91,201円〜
焦点距離:50mm
絞り値(F値):F1.4〜

50mmとポートレートには大活躍する、使い勝手の良い焦点距離の単焦点レンズです。

写りに関してはSIGMAが誇るArtライン(プロ仕様のクオリティ)の名は伊達でなく、F値は1.4とかなり明るさには定評があり、さらにポートレートに欲しい繊細なボケ感は一見の価値ありです。

重量は900gほどと少し重く、使い勝手は楽とはいえませんが、一本は持っておきたいハイスペックな単焦点レンズです。

「SONY Eマウント・Aマウント」「キヤノン EF」「ニコン F」「シグマ SA」などのマウントを揃えているので、自分にあったマウントを選べます。
(上記リンク先で選べます)

TAMRON 『SP85mm F1.8 Di』

価格:79,600 円〜
焦点距離:85mm
絞り値(F値):F1.8〜

50mmと並ぶポートレートやスナップで活躍する85mmの単焦点レンズです。

高い解像力と自然なボケ味がポートレートに相応しく、まさに人を撮るために誕生したレンズです。

かつてない、ポートレートに特化したレンズを目指し、徹底した色収差補正を行い、手ブレ補正機構「VC」、簡易防滴構造など諸機能を練り上げた、新たな次元の中望遠単焦点レンズです。

人のさまざまな表情を繊細に表現するほどの表現力を、ぜひ試してください。

「SONY Aマウント」「キヤノン EF」「ニコン F」などのマウントを揃えています。
(上記リンク先で選べます)

Tokina『atx-m 85mm F1.8 FE』

価格:48,888 円〜
焦点距離:85mm
絞り値(F値):F1.8〜

上記で解説したTAMRONには残念ながらソニーEマウントは対応していないので、Tokinaも紹介しておきます。

TAMRONほどの性能ではありませんが、その分コスパが良く、魅力的な中望遠レンズです。

コスパが良くても、この焦点距離のレンズでは1番に求められる美しいボケ味と良好なカラーバランスの両立を実現しています。
大口径の絞り開放値F1.8で、独特の高いコントラストを維持しながら、綺麗なボケ描写も魅力的です。

さらにAFの駆動モーターにはステッピングモーターを採用しているので、静音かつ快適な操作性を実現しており、人やペットなどの移り変わる被写体の撮影にも活躍します。

ソニーEマウントのカメラをお使いの方にはお勧めです。

スナップなどで活躍する望遠・中望遠単焦点レンズ

Sony『FE 135mm F1.8 GM SEL135F18GM』

価格:195,855 円〜
焦点距離:135mm
絞り値(F値):F1.8〜

135mmの中望遠レンズです。

スナップや自然の中などで大活躍のカメラです。

このレンズは、圧倒的な高解像と自然で美しいボケ描写を誇るプレミアムレンズシリーズ「G Master」の一員としてラインナップされている、最高級の単焦点レンズです。

見た目は、ボディとの一体感が感じられる、黒を基調としたスタイリッシュなデザインです。

フィルター径は82mmで、質量は950gと少し大きいですが、この性能を考えれば納得のサイズです。

SIGMA『135mm F1.8 DG HSM Art』

価格:¥123,561 円〜
焦点距離:135mm
絞り値(F値):F1.8〜

先に言っておくと、こちらのシグマのArtシリーズは携帯性よりも品質・画質を重視した設計です。

そのため、決して小型軽量とは言い難く、今回のレンズも重さは1kgを超え、携帯性に優れているとは言えませんが、性能の高さ・コスパの良さから人気を確立しています。

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Artは携帯性を犠牲にしてまでも「写真の仕上がり」を追求したレンズです。

「キヤノン EF」「ニコン F」「シグマ」「SONY Eマウント」などのマウントを揃えています。
(上記リンク先で選べます)

単焦点レンズと一緒に買っておきたいカメラ用品

最後に、単焦点カメラと合わせて欲しい商品も少しだけ紹介しておきます。

NDフィルター

ndフィルター作例04

まず、NDフィルターです。

シャッタースピードを伸ばした撮影や、昼間でも絞りを開放した写真を撮れるアイテムで、一つ持っているだけで、撮れる作品の幅が大きく広がります。

さらに詳しく見たい方はこちら

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三脚

次に夜景などの撮影に活躍するのが三脚です。

ポートレートなどにはあまり活躍しませんが、特に風景撮影などには大活躍です。

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カメラバッグ

さらにレンズが増えると、重要になるのがカメラバッグです。

特に単焦点レンズを利用するのであれば、撮影しながらレンズ交換をする可能性が高いですよね。

そこで取り出しやすさなどを考慮したカメラバッグがお勧めです。

気になる方はこちら。

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【単焦点レンズ】一眼カメラレンズの選び方まとめ

今回は一眼カメラレンズ、特に単焦点レンズの選び方を紹介しました。

特に初心者で単焦点レンズを利用したい方にはお勧めのレンズをまとめました。

『ポートレートに良いレンズが欲しい!』
『ズームレンズより安く、新しいレンズが欲しい!』
『でもお金が…』

そんな時にはカメラ買取がお勧めです。

レンズの買取も行っているので、ぜひチェックしてみてください。

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