カメラ初心者を脱するための、綺麗な写真の撮り方を学びたい方向けのチェックリストをまとめました。
細かいものを含めると30ほどのチェックリストになります。
長い記事なので、気になる部分を目次から探して読んでください。
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写真のコツ1:構図
写真をはじめて、まず取り組むべき点は構図です。
一眼レフはもちろん、スマホでも標準で備えられているグリッド線を用いるのが一番簡単な構図を整える方法です。
レオナルドダヴィンチの時代から存在する黄金比を参考に、美しいと感じる構図を写真に当てはめましょう。

グリッドによるモニタの分割
iphoneでもグリッドを表示して写真撮影する時に画面を分割表示することができます。
一眼でももちろん使用できるものです。
撮影の際に3分の1の構図を意識して撮影をすると、バランスの良い撮影をすることができます。
集中線を写真の中に含める
絵を描く時に遠近法で用いる集中線を写真の中にも含めるようにしましょう。
視線を誘導することができ、奥行きをもたせることができます。
曲線や直線、自然の中にあるものでも、人工的に作っても良いでしょう。
私の友人のカメラマンはみな写真スポットを探す際に奥行きをもたせる自然の中の線を探すことを意識しています。
シンメトリーの構図を探す
instagramの中で多くのファンを集める@symmetoricakmonsterというアカウントがあります。
完璧なシンメトリー、左右対称の図形は人の目に魅力的なものに映ります。
主に風景の撮影で使えるテクニックですが、ポートレイトにおいても効果的に作用します。
奥行きを意識する
写真を撮る前に自分の目で眺めるものは、3次元。撮影した写真は2次元になります。
望遠レンズを用いて手前の被写体を撮影して、奥にボケを作り出しましょう。
手前と奥を明確に分けた撮影をすることで、奥行きを作り出すことができます。
iPhoneなどスマホでもポートレートモードを使うことで簡単に奥行きをもたせることができます。
トリミングをして構図を制御
画素数の大きいカメラを使っていれば、綺麗に見える構図のみにトリミングすることが可能です。
スマホの標準の機能でも簡単にトリミングをすることができます。
SNS投稿用であれば、画素数は小さくても問題ないので、効果的にトリミングすることができるでしょう。
写真のコツ2:カメラ設定
カメラを使い倒すためには、カメラを適切に設定することは避けられないテーマです。
以下の4点を抑えて、実際に撮影するために外に出て写真を楽しみましょう。
オートモードをやめる
一眼用の設定です。
カメラには「ISO」「絞り(F値)」「シャッタースピード」の大きく分けて3つの設定できる要素があります。
これらをシーンに合わせて適切に設定することでより綺麗な写真を撮影することができます。
写真の明るさを自在に変える
一眼ではISOの数値を高く、もしくはシャッタースピードを遅くすることで写真の明るさを変更することができます。
スマホではカメラモードの際に被写体の中の暗い箇所をタップすると明るくなります。
逆にISOを小さく、シャッタースピードを早く、スマホの場合は被写体の明るい箇所をタップすると暗くなります。
ボケをカメラ設定で作り出す
一眼ではF値を小さくする、もしくは望遠レンズを使うことで綺麗なボケを作り出すことができます。
中級者以上の場合、オールドレンズを使うと面白いボケを作り出すことができます。
理想的なボケを作るオールドレンズを探したい方は様々なオールドレンズを実際に使って作例を掲載しているこちらのブログがおすすめです。

カメラ設定を駆使してマニュアルを使いこなす
上記にあげた「ISO」「絞り(F値)」「シャッタースピード」を駆使して、様々な天候・シーン毎のお気に入りの設定を見つけましょう。
カメラを持って外に出かけて、マニュアルでの撮影を繰り返していくとすぐにある程度設定がわかるようになります。
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写真のコツ3:ロケーション
写真撮影において、ロケーション探しは最も重要です。
単に綺麗に撮れる有名な写真スポットだけでなく、被写体と構図の関係から、ベストなロケーションを利用すると簡単に綺麗な写真が撮れるようになります。
自分で見つけたロケーションを写真スポットとして世に送り出せるようになると最強です。
はじめは有名な写真家や作例からロケーションを探して、真似をすると良いでしょう。
有名な作品の撮影ロケーション、天候、時間帯を真似して撮影テクニックを磨きましょう。
ロケーションを公開しているInstagramをフォロー
当メディアのInstagramアカウントで様々な作例の撮影ロケーションをMapと共に公開しているので、フォローして撮影スポットを探しましょう。
撮影ロケーションを参考に撮り方を真似して構図に慣れましょう。
Instagramで作例と、右にスワイプした2枚目にMapを公開しています。
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Google Earthを活用する
撮りたい作例を見つけたら、当たりをつけて撮影ロケーションをGoogle Earthで検索して探します。
日本国内や香港など主要都市では建造物が3Dで表示されるので、展望台から見える景色などイメージしやすく、一番効率よくロケーション探しができるツールです。

上の記事で詳しく解説しています。
Google Earth

Google My Mapでオリジナルの撮影マップを作る
Google My Mapとは、テーマを決めて自分のGoogle Mapにピンをとコメントを表示できるサービスです。
例えば「この夏は福岡天神に旅行するから写真を撮ろう!」と決めたら、福岡に関する写真スポットを探します。
Google My Mapでは、「夜景が綺麗な写真スポット」「雨でも撮れる写真スポット」「自然が綺麗な絶景スポット」などピンの種類を分けてロケーションを記録することができます。

こちら記事では福岡の写真スポットをテーマに実際にGoogle My Mapを活用してピンを打ったマップを公開しているので参考にしてみてください。
写真のコツ4:照明・ライティング
ポートレイトを撮影するにあたり、一番の要は明暗差をコントロールするライティングです。
ストロボを使い、かつ自然光を活かせるようライティングを研究しましょう。
下記記事ははじめてライティングを意識した際に参考になる記事です。


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写真のコツ5:編集
写真に加工は必須です。
写り込んだ人や障害物を削除したり、レタッチして色を整えることで美しい写真へと作り込みます。
Adobe Light roomや、photoshopを使うのが一般的ですが、スマホアプリでも十分綺麗な写真を作ることが可能です。
VSCO FILM アプリ
数ある加工できるアプリの中でも一番のおすすめはVSCOです。
基本無料で利用でき、フル機能で使うには課金が必要です。
海外の写真家の間では非常に一般的なアプリです。
最近では日本の雑誌でも特集されるようになってきました。
気持ち程度の機能ですが、動画の色編集もできます。

Lightroom(アプリもあります)
Lightroomを使えるようになると写真がめちゃくちゃに面白くなります。
編集の仕方はYoutubeで多くのユーザーが公開しているものを活用できます。
cyberpunkの異世界のような世界観を写真で表現するLiam Wongのような写真をLightroomで再現したいなら、「Liam wong Lightroom」とyoutubeで検索してみましょう。
以下のような編集方法が見つかります。
日本語でなくても、ツールのUIは世界共通なので問題なく学習ができます。
走っている自転車や車のスピード感がある写真を作りたいときは、「how to motion blur in photoshop」などと検索します。
単純に日本人の何十倍の人が英語圏にはいるので、写真編集のhow to系の動画は簡単に見つかります。
作りたい写真のイメージをGoogle翻訳にかけて、Youtubeでの検索を試してみましょう。
写真のコツ6:小道具を使う
写真は小道具で劇的に変わります。
小道具についてまとめている良記事を紹介します。
こちらの動画でも記事と同様のものが6つ紹介されています。
Vlogを投稿しているYoutuberの多くは、こうした写真撮影に関するtipsを紹介していることがあるので、自分のお気に入りのYoutubeチャンネルを探しても良いでしょう。
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写真のコツ7:良い一眼を使う
今やスマホでも十分に綺麗な撮影ができます。
しかし、Lightroomを使い始めるとどうしても写真の細かい出来栄えを気になるようになります。
思った通りの写真作品を作り出すには、良いスペックを搭載している一眼カメラを使うのが解決策になります。
下記におすすめの一眼カメラを掲載します。
10万円で買えるおすすめのカメラ
カメラを初めて買う際は、カメラの形にこだわりがちです。
いかにも一眼カメラのような大きくてゴツいものがかっこいいからです。
確かに性能も良いのですが、10万円でカメラを買うことを考えると、ハイスペックなコンデジ(コンパクトデジカメ)の購入をおすすめします。
カメラについては各社のプロモーション映像が分かりやすいので、紹介します。
リコーGRⅲ
ソニーCyber-shot RX100 VII
Canon PowerShot G5 X Mark II
いずれも小さな機体のコンデジですが、圧倒的なパフォーマンスを発揮します。
おすすめのフルサイズの一眼レフカメラ
一眼カメラで大きく性能が変わると感じるのはセンサーサイズがフルサイズのカメラを手に取った時です。
初級カメラのセンサーサイズAPS-Cとフルサイズでは、光を受けるセンサーサイズが4倍変わります。
それだけ、撮影したものをトリミングしても美しいものになり、Lightroomなどで編集をする際に大きな違いを感じます。
Canon EOS 5D Mark IV
Nikon D850
Sony α7R III
いずれも高価なものですが、感動的な作品を作ることができます。
写真のコツ8:撮りたい作例を探す
身近な地域や、旅行先など、カメラを持って外に出るときはその地域で撮影できる作例を探しましょう。
はじめは真似をして構図を学ぶことが大切です。
有名な写真家から作例を探す
世界には無数の写真家が存在します。
その中でもユニークな作品をInstagramで発信している写真家をまとめているので、合わせて確認しましょう。
Pinterestで作例を探す
Pinterestはアイデアを探すときに有益なツールです。
ユーザーがテーマ毎に自分のアイデアをまとめたボードを公開しています。
例に当メディアが作成しているPinterestを使います。
シンガポールの絶景スポットのボード

Cyberpunkな写真のボード

「Singapore travel」「Korea Photo spot」などPinterestで検索すると大量の作例を探すことができます。
これから行く旅行先や撮影したいロケーションのリストをPinterstを元に作成し、Google My Mapにピンを立てましょう。
写真のコツ9:SNSを使う
写真を撮り始めたら、多くの人と交流をして意見交換をしましょう。
上記で紹介した美しい写真を撮影できるロケーションは、カメラマンにとっては自分だけが知っていることで希少性が生まれ、価値になります。
自分用のマップを作成し、隠す傾向にあります。
(Rooftoperと呼ばれる高層ビルに不法侵入して撮影する人はもちろん撮影スポットを公開しません。自らの犯罪をネット上に公開することになるからです。それらのような迷惑や危険な行為はやめましょう。)
しかし、同様の写真を楽しんでいるユーザーとSNS上で交流をし、一緒にPhoto Walkに行くことができれば貴重な情報を共有してくれることでしょう。
写真をはじめたら、写真専用のアカウントを作成し、発信してきましょう。
写真に関するフィードバックをもらう
カメラを持って外に出て、編集したものをInstagramやTwitterで発信しましょう。
写真を撮ってフィードバックをもらうことで、さらに写真に磨きをかけつつ、他の人に見てもらうことでモチベーションを保てます。
InstagramやTwitterはタグ付けをすることで拡散してもらえる可能性があり、10万20万フォロワーのいるアカウントにシェアされると、一気に1000、2000のフォロワーが増えることがあります。
「日本」というTwitterアカウントにシェアされたことでフォロワーが2000増えた写真家の方に下記記事でインタビューしています。
写真に関するtipsをSNSで収集する
多くの写真家はSNSアカウントを持っており、有益な情報を発信しています。
その中から情報発信をしている写真家を2人紹介します。
ENOさん
自分でも、これを全部撮った場所がしながわ水族館ってことをまだ信じられずにいる。
カメラ持って行くとこんな楽しい場所だったとは…。 pic.twitter.com/FdZYXtOIxn
— ENO (@eeeno1218) July 28, 2019
保井崇志さん
これは企業秘密ですが、ポートレート撮影では「ブラックミスト No.1」というフィルターを使っています。レンズは「XF35mmF1.4R」「XF56mmF1.2R APD」の2本で、ボディはFUJIFILM「X-H1」。https://t.co/h4YBw5IwdT pic.twitter.com/9v2yQ2K99z
— 保井崇志 (@_tuck4) October 2, 2018
上記の写真家の紹介は下記記事にもまとめています。

写真を楽しむために撮り方を真似して学ぶ
1.写真をうまく撮影するために、撮りたいと思える多くの作例を見つけて、それを真似して撮影する。
2.撮影したものを作例と同じ色合いになるように編集をする。
3.編集をしたものを適切なハッシュタグを用いて発信。
4.フィードバックを得て次の写真撮影に生かす。
この1~4のサイクルを繰り返すことにより、より綺麗な写真が撮影できるようになっていきます。
・構図
・カメラ設定
・ロケーション
・ライティング
・編集
・良い一眼レフカメラを使う
・SNSを利用する
今回挙げた以上の9つのチェックリストを利用してより撮影を楽しんでください。
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